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OBV

株価の上下動にどれだけの出来高を伴ったかを測る

グランビルが考案したOBV(オン・バランス・ボリューム)は、 とてもシンプルな考え方と計算式で算出します。

参照期間の初日の出来高をベースに、その翌日の株価が上昇ならばその日の出来高をプラスし、 株価が下落したならその日の出来高をマイナスしていくというものです。
毎日上昇している相場であれば、出来高を加算し続けることになり、 毎日下落している相場であれば、ベース(初日)の出来高以外はひたすらマイナスしていきます。
株価が前日と変わらなかった場合は、プライスマイナスゼロでカウントしません。

株価が上昇トレンドにあれば、OBVも上昇しやすく、 株価が下降トレンドにあれば、OBVは下降しやすいことになります。

ただし、同じ上昇・下降でも、出来高には違いがあります。
・少ない出来高で上昇した場合
・多くの出来高で下落した場合
・多くの出来高で株価が横ばいだった場合

それぞれ株価と出来高によって、市場の思惑が少しずつずれていくことは おわかりいただけると思います。

たとえば、大量の買い注文があったにも関わらず、反対に売りたい人も 殺到していて、結局多くの出来高となったものの、株価に変動がなかった場合を考えます。
大量の買い方は新たな株主ですから、しばらくは頑張って株価が上昇するのを待つことに なるだろうと考えられます。売らずに保有し続ける力が株価を押し上げることになりますので、 この銘柄はやがて上昇するのではないかと予測することができます。

また、ごく僅かな商いで株価が上昇した場合、実は売りたい人はいるのだけれど もっと高値で売りたいと考えていて、ほどよい株価になったところで一気呵成に売り注文が 入ってくる、などということもあり得ます。出来高を伴わない上昇を危ぶむ理由です。

こうした出来高と株価の動きに着目して、指標化したものがOBVです。
では実際にチャートをみてみましょう。
下段の赤い線がOBVです。この例では、OBVが下落しているのに株価が上昇しているという 逆行現象がみてとれます。最初の逆行現象では結局伸び悩んで急落しています。
2回目の逆行現象となる今、株価は上昇しているけれども、そのうち下落するのではないか、と 予測することができます。


※福島工業の週足OBV分析 (チャート提供:GCハロートレンドマスター)

次のチャートは株価が横ばいに推移しているのに、OBVが上昇していたという例です。
陽陰線が混在する横ばい相場ですが、よく見ると陽線のときの出来高(青)が多いようです。
それによってOBVは上昇を示していたわけですが、その買い方が増えてきたというエネルギーが 後に上昇トレンドを発生させています。


トヨタ紡織OBV分析
※トヨタ紡織の週足OBV分析 (チャート提供:GCハロートレンドマスター)
株価が下落、もしくは横ばいにあるのに、OBVが上昇しいる銘柄を探すことで、 やがて上昇トレンドを描く銘柄を見つけることができるかもしれないと考えて、
OBVを投資判断の一助にします。



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