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ポイント&フィギュア

1.×が上昇で○が下降

ポイントアンドフィギュアは日本のカギ足に似ている手法で、 欧米ではポピュラーなテクニカル分析です。

見た目は非常に簡素で、値動きを○と×でマーキングしたグラフが描画されます。
感覚的には逆のような気もしますが、上昇するときは×、下落するときは○をつけます。
まずはP&Fのチャートをご覧ください。

このチャートではリバーサルと呼ばれる値を「3」としていますので、 相場がそれまでとは逆方向に3ポイント以上動かなければ反転しないルールとなっています。


居並ぶ○や×の1つ1つは100円幅を表しています。
チャートでいうと、左から4列目の暴落は、12000円台から8000円台へと長い○の列を作りました。
本当は10000円を超える値の場合は、200円につきポイント(印)1個、
というのがデフォルト値になるのですが、直近の値動きが10000円以下のため、 ここでは1ポイント=100円として描画しています。

なお、株価等の分析対象値と、ポイント(値幅)の関係は次のように定義されています。

2.マークの入れ方

P&Fの設定でリバーサルを「3」とした場合に、描画しているトレンドを逆転させるには
3ポイント以上の逆の値動きが必要になります。

しかも、P&Fの動きが逆転する際には、必ず1ポイント分ずらして書き込みます。
下図の青い線がそれぞれリバーサルを迎えているポイントですが、 必ず1ポイント分ずれていることがわかります。


この1ポイント分のずれと、リバーサルの「3」を足した合計4ポイント分の トレンドとは逆の動きが出た場合に、 ○から×へ、×から○へと切り返していくことになります。
つまり逆転が起きる場合は、1つずらした上で、 3ポイント以上の書き込みを行うことになります。
逆転しているのに新たなトレンドに印が2つしかついていない、ということはありません。
上図の最後の○3つが、まさにそれにあたります。

3.非時系列型指標

下のP&Fが、何のチャートかわかりますでしょうか?


正解は1968年~2009年の日経平均株価です。
1ポイントを400、リバーサルを10として描画しています。
このようなチャートを参考にするケースはほとんどないと思われますが、 日経平均株価の歴史を見る上では、とても興味深い形となっています。

さてこのように、P&Fはリバーサルの数値を大きくすることにより、 細かな反転(押し・戻り)を無視して、スケールの大きなトレンドの姿をあぶりだすことができます。

つまり、チャート上から、「時間」という概念を排除していることになります。

このことはまた、どれだけ時間が経過したとしても、
以前につけた高値や安値が意味を持っていることを示唆するものでもあります。
高値・安値の記憶を、その波動を、 時間の経過を無視したトレンドとして視覚化してくれるのです。



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