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%Rオシレータ

過去の高値・安値の幅の中での現在地を示す

%Rオシレータは、20日間などある一定期間の最高値と最安値のレンジの中で、現在値がどの位置にあるのかを示した指標です。

%Rオシレータの計算式は以下のようになります。
(n日間の最高値-当日の終値) / (n日間の最高値-n日間の最安値)

こうして見てみると計算式はストキャスティクスの%Kと近似していることがわかります。
・%Rオシレータ⇒高値と終値の差
・ストキャスティクスの%K⇒終値と安値の差 といった具合です。

分母に最高値-最安値、分子に最高値-現在値とおいて計算するため、現在値=最安値であれば分母分子ともに一致するので「100%」に、現在値=最高値であれば分子が0になるので「0%」になります。
オシレータ系の指数は、100%ならば過熱を表すのがふつうですが、%Rの場合は0%が過熱を表すので注意してください。

▼5401:日本製鉄(チャート:TradingView)


このチャートでは全体を通して上昇トレンドであると判断できますが、上昇⇒ボックス圏⇒上昇⇒下降⇒上昇のように細かく区分けする事が可能です。

例えば下記チャートのようにボックス圏と上昇に注目してみてみます。

▼5401:日本製鉄(チャート:TradingView)




%Rオシレータの判断で売買を行うと▲で買い、▼で売りになります。
ボックス圏ではシグナルが発生することが確認できますが、上昇の場面では辛うじて一回拾うことができている程度です。
上昇の場面ではそもそも-20%以上に張り付いていることが多く、トレンドに乗ってきてからは買いのタイミングが一度も出てきておりません。
この上昇をすべて取りこぼすという事になってしまいます。
チャート上には記していませんが次の下降の場面では80%未満に張り付いてしまい、やはり機能していません。
このことからも%Rオシレータがボックス相場に強みを持つことが理解できるかと思います。

また%Rオシレータにはガーベージ・トップとガーベージ・ボトムという考え方があります。
これはそれぞれ%Rオシレータが0%もしくは100%にタッチを繰り返した後、反対の方向へ向かった際にその方向へのトレンド転換になりやすいというシグナルです。


▽%Rオシレータ ガーベージ・トップ

▼9104:商船三井(チャート:TradingView)


上記チャートの場合は0%へ数回トライした後-20%割った勢いでそのままトレンドも転換したことがわかります。


▽%Rオシレータ ガーベージ・ボトム

▼9301:三菱倉庫(チャート:TradingView)


次のチャートでは-100%に数回トライした後に-80%を上方に抜け上昇トレンドを継続させています。
これがガーベージ・ボトムです。
このチャートでは強気の三角保合い(アセンディングトライアングル)を形成しており、やはり強気相場であったことも確認できます。

オシレータ系の比較

下記チャートは各オシレータ系インジケーターを表しています。
上から順番に%Rオシレータ,RSI,ストキャスティクスとなっています。

▼4205:日本ゼオン(チャート:TradingView)


上記チャートでは一部下降トレンドの場面がありますが、このシーンではどのオシレータも売られ過ぎを示すだけでそれ以上の判断を下すことができません。
こうしてみてみるとRSIが最もゆっくりとした動きをしており、%Rオシレータは最も反応が早いということがわかります。
反応の速さは逐一タイミングがとれることが強みになりますが、逆に騙しに遭遇しやすくなるという欠点でもあります。
また、敏感に反応するためダイバージェンスやコンバージェンスなどの価格推移の変化具合にも気づくことができないという点もあります。

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