反対売買のエネルギーを測る
貸借倍率とは、信用買いと信用売りのバランスを見る指標です。
貸借倍率=信用買残÷信用売残
と計算されますので、1倍よりも大きければ買いが多く、1倍未満であれば売りが多いことを示します。
信用取引の中でも、制度信用取引は6カ月以内の決済を余儀なくされますので、買ったものは売り、売ったものは買い戻すことになります。
つまり、信用売買は将来の反対売買のエネルギーを内包していることになります。
そのエネルギーのバランスを見るものが貸借倍率であり、または、買い残・売り残という数値なのです。
たとえば株価が安いのに信用買い残が増えているようであれば、それは素直に市場の上昇期待の表れと読むことができますが、大きく上昇した銘柄が信用買い残を貯めていたとしたら、それは間もなく利食いによる売り攻勢を浴びる可能性があると読むことができます。
下のチャートは、株価が下がると買い残が増え、株価が上がると売り残が増えるという動きを繰り返しています。
このリズムでいくと、今後株価は上昇するかもしれないと考えることができます。

※オリンピック(週足)の貸借倍率 (チャート提供:GCハロートレンドマスター)
次のチャートも同じような動きをみせています。底値で売り残が減っていく様は、底値で上手に買うという策略の無意味さに、買うという行為の集合こそが底値を作るという真理に、あらためて気付かされます。

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