1.出来高の過熱感を測る
ボリュームレシオ(VR)は、一定期間の出来高を分析したもので、価格が上昇したときの出来高と、下落したときの出来高の比率を見ることで、相場にこめられた「熱」を測ろうというものです。
計算式は簡単で、(A)株価が上昇した日の出来高合計と、(B)株価が下落した日の出来高合計の比率を求めるだけです。株価が横ばいだった日は、その出来高を半分ずつ(A)(B)に振り分けます。
ボリュームレシオ(%)=(A)÷(B) です。
もしも、計算期間中に下落した日が1日もなかったとすると、ボリュームレシオの分子が0となってしまいます。つまり、ボリュームレシオには数値(%)の上限がありません。上限の目安がないことは、ボリュームレシオで分析する上での欠点の1つといえるでしょう。
下のチャートは日本道路の日足チャートに、パラメータを25日間に設定したボリュームレシオ(赤線)を描画したものです。

※日本道路(日足)のボリュームレシオ分析 (チャート提供:GCハロートレンドマスター)
出来高を伴って相場が上昇するとボリュームレシオも上昇します。このチャートのケースでは、ボリュームレシオの数値がまだ100%を割っていないので、上昇時の出来高のほうがわずかに多いといえますが、それでも、一頃の勢いが消えてしまっていることがわかります。株価だけを見ると、上昇傾向にあるようにしか見えないかもしれませんが、ボリュームレシオを見ることでその上昇圧力がどれくらいの大きさなのかを相対的に測ることができるのです。